FaceReader

行動解析ソフトウェア「ジ・オブザーバーXT」との連携

「フェイスリーダー」のデータは、それだけでも大変有用なデータですが、「表情(心理)と他の行動パラメータを統合し、より高い視野からの研究・分析を行いたい」というケースもあります。

そんなときのために、フェイスリーダーは、ジ・オブザーバーXTへワンタッチでデータを転送する専用のフォーマットを持っています。
このフォーマットでエクスポートされたデータは、そのままノルダス社の行動解析ソフトウェア「ジ・オブザーバーXT」で読み込むことができ、さらにジ・オブザーバーXTの持つ大変パワフルな統計解析処理により、さらに深い解析を施すことができます。

今回もサンプルをご覧ください;

この映像について、順にご説明します。

(1) このソフトウェア画面は、フェイスリーダーではなくジ・オブザーバーXTのものです。ジ・オブザーバーXTは2系統ビデオ映像ファイルを取り込むことができ、多角的な観察を行うことができます(※オプションの「ビデオ拡張モジュール」を用いることで、4系統まで拡大することも可能です)。
右側の映像画面は、PC画面のキャプチャ映像です。ここでは、「BUMBA」という小児用の学習ソフトウェアが使用されています。
対して左側の映像画面は、この「BUMBA」を操作している子供の顔です。両者は時間同期が取れた状態です。

(2) その下に表示されている7つのグラフは、フェイスリーダーで解析された表情要素です。これら2系統の映像と、感情7要素のグラフが、時間経過に伴って変化してゆくのがご覧いただけます。
さて、しかしながらこれだけでは、「で、何?」ということになりかねません。

ここからが「ジ・オブザーバーXT」と「フェイスリーダー」のコラボレーションの面目躍如です。

フェイスリーダーは、この子供の表情解析の部分を担いました。
ここからはそのデータをジ・オブザーバーXTを使用していかに利用するか、ということになります。
可能性をいくつか挙げてみましょう;

2−1) 他の行動データと統合する
ジ・オブザーバーXTはすぐれたコーディング(行動の記録とアノテーション)を持つソフトウェアです。例えばこの映像で、「BUMBAというソフトウェアの使い勝手や使用者に与える感動(ユーザビリティ・ユーザーエクスペリエンス)を評価しよう」としたとします
まず行うことは、例えばノルダス社の「uLog」というソフトウェアをPCにインストールすることです。
このソフトウェアは、インストールされたPCにおいて、「マウスやキーボード操作」をリアルタイムでログ化することのできるものです。
これにより、ユーザーであるこの子供のPC操作が、すべて自動的にログ化されます。このデータを、ジ・オブザーバーXTにインポートします。

これにより、例えばソフトウェアの「操作ミス」を顕在化させることができます。ソフトウェアで使用するはずのないキーを押した、などのイベントを抽出することで、これが可能になる場合があります。
あるいは、「マウス操作の時間が長すぎる」のも、ソフトウェア・インターフェイスが洗練されていないことに起因する、と考えることができます。

さらに考えを進めましょう。例えばこの子供に心拍計を取りつける、血圧計、脳波計と、計測器の種類は自在です。そしてそのデータをジ・オブザーバーXTに取り込みます。
そうすることで、この被験者である子供の生理的変化を、表情(心理)およびアクション(PC操作)と関連づけて観察することができるようになるのです。

2−2) 総合的に解析・評価する
その次の段階は、これらのデータを総合的に解析・評価することです。
例えば、「怒り・嫌悪の表情が出たとき、そのときのPC操作を見る」ということが可能です。これは、ジ・オブザーバーXTの「エピソード・ハイライト」という機能を用いることで可能になります。
あるいはその逆に、「あるPC操作をしているときの表情(心理)を見る」ということもできます。これらの作業により、「この部分のソフトウェア操作をするときに、ユーザーが不快になる」という事実を知ることができるのです。これらは、脳波などの生理データのフィルタリングを施すことでも、同様に可能になります(不快を表す脳波が出現したときのユーザーの行動、ソフトウェア画面を見る
)。

このようにジ・オブザーバーXTを用いれば、「いろいろな機器やソフトウェアを用いてデータを収集したのはよいが、どうやってまとめればよいのか分からない」場合でも、それらを有機的に結びつけ、より高い次元での解析結果をもたらすことができるのです。

フェイスリーダー・製品マネージャーから日本のお客様へのメッセージへ