Human Factors

◇ 人間工学・ヒューマンインターフェイス研究関連のお客様

ジ・オブザーバーXTをお選びください
フェイスリーダーをお選びください

製品開発の際、検証の段階でただ単に「正常に動作するかどうか」というこどだけでなく、「ユーザーがどの程度満足しているか(ユーザーエクスペリエンス)」を問題にすることは可能ですが、それをどれだけ科学的・定量的に検証できるか。これがユーザビリティを決定する最も大きなファクタであるべきです。
ジ・オブザーバーXTは、「各種行動エレメントのコーディング(記録・アノテーション)」と、「さまざまな種類の外部データ(スピード計・脳波計・視線解析装置などの外部機器からのデータ)」の統合」という2つの側面を持つ、他に類のない行動解析用ツールです。
実際の動作画面を見てみましょう;

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※このビデオの詳細画面を、静止画としてこちらにご用意しました(別ウィンドウが開きます)

これは、あるクルマのユーザビリティを検証するために、ドライバにアイ・トラッキング・システムをしてもらっている場面です。

この画面では、まず行動データを集めるためのビデオ映像として、1系統の映像が取り込まれています(※注…ジ・オブザーバーXTが扱えるのは、標準では2系統までです。オプションのアドオンを追加することで、これを4系統まで拡張することができます)。
この映像画面では;

(1) 被験者(ドライバ)から見たフロントガラス越しの風景
(2) アイ・トラッキング・システムによる視線データ


が示されています。
※アイ・トラッキング・システムはジ・オブザーバーXTとは関連がある必要はなく、汎用の製品でもデータに整合性があればデータの取り込みが可能です

さらにこのビデオ映像の下には、グラフが現れています。
このグラフは、「Speed」という表記があるように、車両のスピードを示しています(このクルマのスピード・メーターのデータを取りだしたものです)。このスピード・メータースピード計もアイ・トラッキング・システム同様にジ・オブザーバーXTとは直接的な関係はありません。データをエクスポートしたのち、ジ・オブザーバーXTで読み込んだということです)。 

ジ・オブザーバーXTはこのように、取り込んだ(インポートした)外部機器からのデータをディスプレイし、さらにはジ・オブザーバーXTが持つ統計解析処理計算にかけることもできます。
ビデオコントローラを挟んでその下の最下部には、「Event Time」そして「Behavior」、「Comment」などの欄が並んでいます。これは、これらのビデオを観ながら「いつ、誰が、何をしているのか。どんな発話内容なのか」といったファクターをコーディングし、さらに再生するウィンドウです。そして右側には、Behaviorとして「Seed」「Roundabout」などが、そして視線データとしてDriver's Gaze( ドライバーの注視点)があり、その具体的なコンポーネントとして「left mirror」「rearview mirror」「crossing car」などのファクターが並んでいますが、これは事前に使用者が「この行動に興味がある」と設定したものです(このサンプルは英語ですが、もちろん日本語での設定も可能です)。ビデオを観ながら、これらの「興味がある行動、イベント」が発生したときにPCのキーを押して、データとして蓄積してゆくわけです。そして最終的に、どの行動がどれだけ発生したか、どれくらいの持続時間であったか、などを解析するわけです。エラーの頻度、ユーザーが不快を感じた瞬間などをピックアップして、その部分だけを繋げて独立したムービーにしたり、あるいは不快な瞬間の前後にどんなイベントが集中的に発生していたか、などを知ることができます。

さらに、「スピードが低下しているときに、ドライバーは何をやっているのだろう?」と興味を持ったときには、タイムスライダーを移動させてスピードの変化の発生したポイントに持っていくことができます。このときに、ビデオ映像とスピードデータ、そしてイベントデータは完全に連動しますので、「この変化・イベントが生じたときに、何が起きていたか」ということも知ることができます。
またスピードデータはこのように用いるばかりでなく、「スピードデータが**以上の時の行動データと、それ未満の時の行動データを比較する」などという使い方もできるのです。


さらに、ヒューマンインターフェイス研究のために有用なツールが、他にも用意されています。

(6) 「フェイスリーダー」による、運転席の前に座った被験者の表情および心理ファクター

このような有用なデータを得ることができるツールを揃え、さらに「ポータブル・ラボ」と呼ばれる、「持ち歩きできるユーザビリティ・テスト用機器パッケージ」もご用意できます。

このようにジ・オブザーバーXTを用いれば;
(A) ビデオ映像
(B) 行動データ
(C) 生理データなど、外部機器からのデータ


この3つを完全にシームレスに統合し、有機的に結びつけることが可能になるのです。従来は、例えばこのような生理データや脳波データ、そしてアイ・トラッキング・システムからの視線データなど、多岐に亘るデータを収集したのはよいものの、それらを有機的に統合するすべがありませんでした。しかしジ・オブザーバーXTを用いれば、いとも簡単に、しかも視覚的・直感的に把握の容易な形式での統合が可能になるのです。
ジ・オブザーバーXTが「行動観察・解析専用ツール」と謳うのには、相応の根拠がある、というわけです。
また、他のサンプルをご覧いただきましょう。

Automotive

自動車工学の世界では、特に外部データとの連携が重要になります。そのサンプルを上図に示しました。
ここでは、まず映像ソースとして2種類のムービーファイルが取り込まれています(B)。ジ・オブザーバーXTは、このような時間同期された映像ソースを最 大4系統まで取り込み可能です。ドライバーの表情、視点、ナビ画面、インストルメント・パネル操作画面などをジ・オブザーバーXTのスクリーンに取り込 み、同時進行でこれらを観察、かつロギングすることが可能なのです注1。

ログの蓄積(E)は、イベント・ロギング・ウィンドウで行います。ここでは、あらかじめデザイニング・ モジュールで定義したいかなるイベントをも記録することが可能です。ビデオ映像はAのビデオ・コントローラにより高速・スロー再生(1/25まで可能)が 可能ですから、一瞬のできごとも漏らすことなく記録することができます。時間情報はビデオ・ファイル上の情報を使用しますので狂いは皆無、さらにイベント のプロパティも、「誰が(S)何をしたか(V)何に対して(O)どのように(5W1H)」とロジカルに構築することができ、解析時にもこれらのプロパティ を利用してフィルタリング・ネスティングすることができるのです。

そしてさらに進化したジ・オブザーバーXTでは、扱うことができるのが映像データだけにとどまりませ ん。Cに見られるような外部データ(車速、ドライバーの心拍、血圧等)をASCIIファイルとして取り込めば、映像データと同期してディスプレイすること が可能で、さらにそれを同一時間軸にログとして蓄積してゆくことが可能なのです(E)。例えば「パニックに陥ったとき、ドライバーはこれこれのアクション を起こしやすい・起こしにくい」などと言った有機的な結論をロジカルに引き出すことが可能になります。

また、このような解析には「表情解析」も非常に有用です。
表情解析におけるフェイスリーダーとジ・オブザーバーXTの連携は、フェイスリーダーのページに詳述がございます。ご参照ください。